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2021/05/28
名古屋共立病院

「ふるえ」の新治療 MRガイド下集束超音波治療(MRgFUS) 国内最速で100症例達成

名古屋共立病院では、2017年7月に集束超音波治療機器を中部地区で初導入し、本態性振戦(原因不明のふるえ)を中心に名古屋大学脳神経外科と連携し治療にあたってきました。2020年9月には薬剤難治性パーキンソン病の振戦・運動症状の緩和を目的とした治療の国内第1例目(保険収載後)を実施するなど、着実に実績を上げています。

この度、「ふるえ」に対する集束超音波治療において、国内最速で100症例を達成*しましたのでお知らせいたします。

*薬事承認後の治療実績として5月26日に達成

国内トップの治療件数

現在、日本国内で集束超音波治療を導入している医療機関は14施設(準備中含めると17施設)あり、2016年の薬事承認以降の症例数は587症例*で、当院の治療実績は国内の2割弱を占めています。

アジア圏においても、韓国のYeungnam University Medical Center (YUMC)に次いで2番目の100症例達成施設となりました。

*InSightec Japan 株式会社調べ、臨床研究症例を除く(5月26日時点)

MRガイド下集束超音波治療(MRgFUS)について

薬物療法で十分な効果が得られない本態性振戦及びパーキンソン病のふるえ症状に対し、頭部を切開することなくMRI画像を用いて精密に治療位置を決定し、集束した超音波を使って振戦(ふるえ)の原因となる脳内の標的部位を熱凝固させる治療です。平均的な治療時間は3~4時間程度で、入院期間は治療日を含め2泊3日です。

東海3県では名古屋共立病院が唯一この治療法を導入しています。

医師紹介

名古屋共立病院 集束超音波治療センター

センター長       津川 隆彦

顧問          若林俊彦

部長          中坪大輔

            加藤洋子

            柴田昌志

名古屋大学脳神経外科   前澤聡

 

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