偕行会の透析医療
PD
一般的な血液透析は、患者様の血液を機械でキレイにする方法ですが、腹膜透析では体内にある腹膜(臓器を覆う膜)で血液をキレイにします。手術によりカテーテルと呼ばれる管をお腹に入れて、その管を通して体内に透析液を入れます。そうすることで、血液中の老廃物が腹膜の毛細血管を通して透析液へとにじみ出てきます。あとは一定時間ごとに老廃物で汚れた透析液をキレイなものと入れ替えていきます。透析液の交換にかかる時間は1回あたりおおよそ20~30分程度で、これを1日に3~4回行うのがCAPDという腹膜透析の基本的な方法となります。
こうした合併症を予防することや早期発見・早期治療をすることが健やかな透析生活を送っていただくために必要と考えております。
ご自宅や外出先などでご自身で透析液の交換を行います。旅行や出張先でも交換を行えるため、 遠くへ外出したいときには便利です。