令和2年4月1日より、医療法人社団室生会の理事長を拝命いたしました及川秀と申します。
当法人は透析医療を中心とし、平成25年に創業いたしました。その後、平成30年7月1日に「偕行会グループ」の一員となりました。グループ理念に掲げる「総合的な医療をめざす」・「真に患者のための医療をめざす」を心掛け、患者様やご家族に寄り添った医療の提供に取り組んでおります。

日本社会の超高齢化に伴い、透析患者様の高齢化も進んでおります。加齢による筋力・自律神経の衰え（フレイル）や心疾患をはじめとした合併症など、日常生活の質の低下が当法人だけでなく、全国の施設が直面している課題です。
当法人では、患者様がより長く元気に生活ができるよう、透析液洗浄化などの透析技術や合併症対策に力を入れております。定期（スクリーニング）検査や運動療法、炭酸泉足浴のほかに、偕行会グループの医療資源を活用し、より高度な検査（アンモニアPET・SPECT）も推進しております。

診療報酬削減や新型コロナウイルスなど透析医療を取り巻く環境は非常に厳しい状況では御座いますが、今後も透析患者様に寄り添い、安心してご利用いただけますよう努力して参りますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。