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偕行会の取り組み
継続は力なり

-運動療法の実践-

偕行会グループでは2012年より透析中の運動療法を開始し、現在では偕行会グループの全ての透析施設で計500名以上の方が実施しております。
透析を受けている方は、筋量・筋力が透析をされていない方の半分以下に低下しているといわれています。
筋量・筋力の低下を防ぐため、継続的な運動を促進しております。

透析中に行う運動療法の利点

血圧や透析状況を周囲の医療スタッフが見守っているので、安心して行える。

透析開始後は除水により心不全が改善し安全に行える。

血液の循環が良くなり、冷えや足つりの予防・改善が期待できる。

透析日に運動を行うため、習慣化が可能となる。

透析除去効率が高まる。

運動療法の流れ

まず始めに体力測定を行い、現時点の体力を測定します。
測定の結果から、患者様それぞれに合わせた無理のない運動メニューを作成します。

①体力テスト

体力テストは全部で7種目、体脂肪率やQOL(生活の質)を評価する問診等も行います。

①体力テスト

①体力テスト

定期体力テスト

定期体力テスト

初回の値と比べて、どの項目でどれくらい効果があったのかを評価し、おひとりずつ結果用紙をお渡しします。

②運動開始

運動は透析開始30分~1時間後に開始します。

ストレッチ

矢印

チューブ運動

矢印

自転車運動

矢印

ストレッチ

②運動開始

筋肉をゆっくりと伸ばす体操です。
体の柔軟性を保ちます。

②運動開始

②運動開始

チューブは色によって強さが異なり、適度なチューブで足の筋肉を鍛えます。透析中の運動で1番重要なものとなります。施設によっては、自転車こぎのようなペダル運動も実施しています。

②運動開始

運動療法6ヶ月の結果

8秒以上の場合、サルコペニア*1の基準に該当し、日常生活の質の低下や転倒リスクなどが高くなります。
運動療法を開始して3か月後には、8秒未満に改善しています。

*1サルコペニア
加齢や疾患により筋肉量が減少することで、全身の筋力低下および身体機能の低下が起こることを指します。

下肢筋力が体重当たりの40%を下回ると、日常生活に支障を来す可能性がでてきます。
運動療法を開始して3ヶ月後には40%以上に向上しています。

名古屋共立病院 統括部長
健康運動指導士

森山 善文

透析治療を続けていると、体力・筋力は急速に低下するため、運動はとても重要です。
特に透析患者様にとっては、「体力を維持すること」、「運動を継続すること」は生命予後(元気で長生きすること)を大きく改善することが証明されています。足の筋肉がつけば転びにくくなり、日常生活も楽に過ごせるようになります。また、透析中の運動は体力や筋力を向上させるだけではなく、透析中の血液循環を高めることで「透析の質」が向上します。すなわち、透析と運動を併用することにより、良い透析ができ、合併症なども起こりにくくなる効果が期待できます。
このように、運動はさまざまな効果が得られ、透析時間の有効活用にもなりますので、ぜひ皆様で実践していただき、元気で健やかな生活が送れるようになることを願っています。

偕行会の取り組み

合併症対策
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早期治療
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フットケア
運動療法
栄養指導

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