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2021/07/09
偕行会グループ

インドネシアの「認知症介護の知識」を底上げ!認知症介護のスペシャリストによるオンラインセミナーを看護師及び看護学生に向け配信

認知症介護指導者*¹の肩書を持つ偕行会グループの介護福祉士が講師となり、東インドネシアで最も権威があるとされる国立ハサヌディン大学(インドネシア・南スラウェシ州)出身の看護師や看護学部生に向けて、認知症の基礎知識を伝えるオンラインセミナーを2021年7月13日(火)に開催します。

*¹厚生労働省が運営する認知症介護研究・研修センターの研修を受講した認知症介護の専門職員。介護専門職に対する人材育成の関与に加え、自身が所属する事務所を中心とする地域の指導者としての役割を担う

セミナー概要

開催日時

2021年7月13日(水) 10:00 ~ 12:30(日本時間)

開催方法

オンライン開催(Zoomミーティング)

セミナー内容

1)認知症という言葉の意味を知る

2)日本の認知症における歴史を知る

3)認知症の人に対する視点を知る

4)認知症の人が感じる世界を知る

講師

医療法人偕行会 在宅医療事業部 国際部

山川 祐護 (介護福祉士/名古屋市認知症介護指導者)

参加者

150~200名

(国立ハサヌディン大学出身看護師、国立ハサヌディン大学看護学部学生 等)

お問合せ

医療法人偕行会 法人本部 コーポレートブランディング部 広報課

TEL.052-352-1517  Mail. kouhou@kaikou.or.jp

「認知症介護」の需要が増加するインドネシア

インドネシアの2020年現在の人口は2億7,020万人、この中で高齢者数は約2,890万人とされ、総人口に占める割合は10.7%となっています。日本と同様にインドネシアの高齢化率は増加傾向にあり、2030年には高齢社会*²を迎えるため、認知症の発症リスクに向き合い、介護や認知症ケアについて学ぶ必要性が生じています。

またインドネシアでは「介護」という分野が確立されておらず、介護士という資格もないため看護師が医療サービスの一部として介護を行うケースがみられます。主催する国立ハサヌディン大学によれば、インドネシアでは「認知症」という言葉自体が一般的に広く知られておらず、理解も進んでいないため、まずは「看護師や看護学生の知識の底上げが重要」とのこと。

そこで認知症介護のスペシャリストである山川祐護(偕行会グループ・介護福祉士)が講師となり、日本の認知症介護に対する意識の高さや歴史の深さ、具体的なノウハウを講義することで、インドネシアの認知症介護の知識を底上げし、人材育成に貢献したいと考えています。

*²WHOの定義より、総人口における65歳以上の人口が7%を超えると「高齢化社会」14%を超えると「高齢社会」、21%を超えると「超高齢社会」といいます

偕行会グループの認知症介護

偕行会グループは愛知県を中心に国内18施設で介護事業を展開しています。なかでも認知症介護・ケアに力を入れており、グループ内の病院と連携しながら、利用者様のQOL(生活の質)向上に努めています。2018年からはインドネシアを中心に海外で「介護」に関する講義活動を積極的に実施。南東スラウェシ州クンダリのアヴィセナ看護大学や西スラウェシ州マムジュをはじめとして4か所で講義を行い、少しずつ日本式介護がインドネシアの地に根付いてきています。

 

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