慢性期病院
患者さまのその人らしい生活のサポートができる看護師をめざして
PROFILE
施設 |
偕行会城西病院 |
---|---|
所属部署 |
5階病棟(療養病棟) |
入職年 |
2016年 |
氏名 |
A・Sさん |
看護学生時代、講義や実習を経て慢性期看護の魅力を知り、新卒で慢性期病院の偕行会城西病院に入職。現在まで、「患者さまのその人らしい生活のサポート」を自身のモットーに、患者さまに寄り添った看護を提供。
①新卒で慢性期に進んだきっかけ
(A・Sさん)
「看護実習で急性期病院の展開のスピードになかなかついていくことができず、患者さまに満足していただける看護が提供できていない気がしていました。また、在宅看護にも興味があり、急性期から在宅までの流れも把握したいと感じていました。」
患者さまに寄り添う看護が提供できる慢性期病院で、患者さまと向き合い、その人らしい生活ができるようサポートする看護師なりたいと慢性期看護の道を志した。
②教えてもらう側から教える側に
入職から現在まで療養病棟で活躍中のA・Sさん。
(A・Sさん)
「1年目は何もかもが初めての中、プリセプターをはじめ、現場の先輩看護師にさまざまなことを教えてもらいました。また、相談もしやすい雰囲気であり、わからない点はすぐに確認ができたので安心して業務にあたることができました。」と当時を振り返る。
先輩看護師は急性期病院をはじめ、さまざまな領域で経験のある中途入職者も多く、それぞれが働いていた病院での知識や看護技術を交えながら教えてもらえることも魅力のひとつ。
そんなA・Sさんも今ではプリセプターとして後輩を指導する立場にある。
まだまだ未熟な私がプリセプターを引き受けても大丈夫なのだろうかと、最初は不安や緊張が大きかった。
しかし、プリセプターとして後輩の指導をするにつれ、心情に変化があったという。
(A・Sさん)
「プリセプターとして指導をすることで、自身のできていない点やわからない点にも気づくことができました。また、後輩と年が近いこともあり、後輩の視点に立って相談に乗ったり、一緒になって勉強もしています。
今でも後輩に教えることの大変さや難しさ、知識不足を痛感していますが、それは自分にとっても成長できるチャンスなのだと捉えています。」
③その人らしい生活のサポートを
そんなA・Sさんが看護をする上で大切にしていることがある。
“患者さまのその人らしい生活のサポートをする”ことだ。
(A・Sさん)
「“その人らしい生活のサポート”をすべく、患者さまにとって何が必要か、何をしてほしいのかを考えながら看護をしています。当院では、ご高齢の患者さまが多く、その方の人生やご家族の話をお伺いすると笑顔になる患者さまが多いです。一人ひとりの性格を理解しながらコミュニケーションをとることがとても楽しいです。」
いきいきとした表情で語るA・Sさんからは看護師としてのやりがいや誇りを持っている様子が感じられた。
新卒で慢性期病院に入職した彼女は、自分らしく患者さまとのコミュニケーションを楽しみながら日々看護師として成長をしている。