岩田 久  骨粗しょう症とは、加齢などに伴い、骨密度が減ってしまう病気です。 この病気の怖いところは、自覚症状が現れにくいということ 背骨は痛みのないままつぶれていることもあります。 もし、それで転倒したり、つまずいたりしたら…。寝たきりになるなど QOL(生活の質)を大幅に下げるような生活を送ることにもなりかねません。 骨粗しょう症の原因を知り、医師の診断を受け、さらに予防、治療法を 理解しておくことはとても大切なことです。 あなた自身、またあなたの大切なご家族が寝たきりにならないように 当院ではこの度、骨粗しょう症センターを設立いたしました。 薬物療法の他に、無料で栄養指導や、転倒予防教室で筋肉トレーニング、 バランス機能、脳トレーニングなどを行い、ライフスタイル指導など、 患者様の症状に合わせた治療を行っていきます。 40年来行ってきました骨・軟骨についての基礎的臨床的研究を骨粗しょう症治療に、 活かしていきたいと思っています。 今後ともよろしくお願いいたします。

骨粗しょう症とは、骨の量が減ってスカスカになり、骨折しやすくなる病気です。 骨は丈夫さを保つために、古くてもろくなった部分を壊して、新しくて強い骨に常に作りかえています。若いころはこのバランスがとれていますが、年をとったり、 女性の場合は閉経を迎えて女性ホルモンの量が減ると、バランスが崩れ、骨がもろくなってしまうのです。  特に、年をとってから骨折した経験があったり、家族に骨粗しょう症の人がいる場合は注意が必要です。

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骨粗しょう症の原因には年齢や性別など、変えることができない要素もあります。一方で、偏った食生活や運動不足など生活習慣を変えることで 改善できる要素もあります。 中年以降でも生活習慣を改善すれば、骨量の減少を最小限に抑えて 骨粗しょう症を防げます。

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骨粗しょう症の予防と治療の最終目標は、骨折を防ぎ、QOL(生活の質)の改善を図ることです。以下のチェックリストで、ご自分の骨の状態を調べてみましょう。 1つでも当てはまる項目があれば、念のため医療機関に相談しましょう。

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骨粗しょう症の予防にカルシウム摂取はたいへん重要です。ただし、カルシウムの効果を十分に発揮させるためには、カルシウムの吸収を助けるビタミンD、骨の形成を助けて、骨のタンパク質を改善するビタミンKのほか、タンパク質、ミネラルなどさまざまな栄養素を摂取することが大切です。 なお、ダイエットなどでやせすぎたり、体重が軽い人は骨が弱い傾向にあります。バランスの良い食事をとり、標準的な体重を保つことが重要です。

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骨の検査には「骨量測定」と「エックス線撮影」があります。どちらも痛みはありません。
①骨量測定
 骨量測定にはさまざまな検査方法があります。
 当院では「DEXA(デキサ)法」を取り入れています。
 「DEXA(デキサ)法」とは背骨、太ももの付け根、腕の骨の量をエックス線で測定する検査法
 です。

②エックス線撮影 背骨の骨折の有無を判定します。


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骨粗しょう症治療の目的は、骨折を予防し、生活の質(QOL)の維持改善を図ることです。最近では骨粗しょう症による骨折が、早期治療によりかなり予防できるようになっています。 当院では、原発性か続発性か、患者様の病気の期間、病気の状態によりお薬の種類、投薬方法など異なりますので、医師が診断し、方針を決定いたします。












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意外と多いのは、慣れていると思っている家の中での転倒です。年をとると歩くときに足が上がらなくなってくるので、ちょっとした段差や、じゅうたんのへりにつまづいて転んでしまうことがあります。まずは、家の中を整理整頓しましょう。そのほかの原因と対策については下の表をご参照ください。


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骨は強さや弾力性を保つために、体の細胞と同じように絶えず新陳代謝を行っています。 古くてもろくなった骨を壊したり、新しくて強い骨を壊したり、新しくて強い骨を作ったりしています。 その際に骨から血液や尿に放出される物質を計測して、骨の新陳代謝の状態を調べる検査を「骨代謝マーカー検査」といいます。この検査を行うことで、それぞれの患者さんに最適な治療薬を選んだり、治療薬の効果を判定できます。いろいろな種類がありますが、最近は血液検査で骨のビタミンKの不足状態 を調べることも可能になりました。



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名古屋共立病院
〒454-0933 名古屋市中川区法華1-172
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